看護業務から解放されている中で、ふとやってしまう癖や感覚はないでしょうか。今回は、多くの看護師が共感するであろう、休日に感じるあるあるな職業病を取り上げていきたいと思います。

まず、街中で無意識にしてしまうのが、人の腕や手をじっくり見て血管観察をしてしまうことです。買い物の列に並んでいる人や、電車の中でつり革に捕まっている人の腕を見て、「この人、血管が浮き出てて採血しやすそうだな」「点滴のルート、ここなら取れるかな」などと考えてしまう看護師が多いようです。

また、日常的なナースコールの幻聴も少なくないようです。休日、家でくつろいでいるときや、友人とカフェでおしゃべりしているとき、突然ナースコールの音が聞こえたような気がして、思わず身体が反応してしまう…といった声が多く見受けられました。疲労が溜まっているときや、仕事のプレッシャーが大きいときほど、この幻聴が頻繁に起こるようです。それは、仕事の緊張状態から完全に解放されていないサインといえるかもしれません。

そして、食事の際にやりがちなのが、早食いです。看護師は忙しい勤務中、食事の時間が限られているため、無意識に早く食べる習慣がついている傾向にあります。休日、家族や友人とゆっくり食事をしているはずなのに、気づけば自分だけが先に食べ終わっている、という事例がよくあるようです。まさに、仕事の効率や患者さんを最優先してきた結果、身体に染み付いてしまった職業病の一つといえるでしょう。特に、幻聴や早食いが多いときは、頑張りすぎている証拠かもしれません。意識的に仕事から離れてリラックスする時間を持ち、どうか疲れを癒してください。

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